古代米の花が咲きました!
2009年09月11日(金)
植物園奥池に植えた古代米は、田植が遅かったので開花しないのではないかと心配されていましたが、ついに穂が出て開花が始まりました。
まだ数株ですが、白い葯(やく)を付けた緑の穂がひっそりと葉陰に並び始めました。
モミの中が空洞になっているのがわかりますか?
この部分に玄米ができます。
イネは風媒花ですが、自家受粉もするのでモミが開くときには、既に受粉が終っている可能性があります。
開花はその不要になった葯を捨てるためでもあります。
この出穂から開花までは1日で完了するので、突然、穂が出たようにみえます。
この後、緑の穂は中の充実とともに色が黒くなってきます。
収穫(稲刈り)ができるのは、10月下旬ごろになるでしょう。
植物園緑地造園係
安藤 和生