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オフィシャルブログ

チンパンジーの"よつば"をよろしく

2021年08月15日(日)

本日、チンパンジーの赤ちゃんの命名式を開催しました。
あいにくの雨模様のため"アフリカの森"観覧通路内での開催となり、カッパ姿のお子さん連れのご家族などのお客様に見守られてのお披露目となりました。

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愛称はもっとも投票数の多かった「よつば」に決定しました。
名前の由来はチンパンジー舎の運動場に広がるシロツメクサ(クローバー)の四葉が幸運の象徴とされていることや赤ちゃんの誕生日である4月28日の語呂合わせ(「4」(よ)「2」(つ)「8」(は))からです。アフリカの森の新しい仲間をよろしくお願いします。

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式典では飼育員から「よつば」の近況報告がありました。
少しご紹介しますと、お姉さんにあたる双子のカランとコエが「よつば」に頻繁にちょっかいを出すようになってきて、そのせいか顔に生傷ができたようです。また非公開の寝室(地階)での出来事として格子を使った伝い歩きとか天井から一瞬ぶら下がったのを観察したといったものでした。成長が感じられる微笑ましいエピソードですが、飼育員の気苦労も改めて感じたところです。

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チンパンジーはアフリカ大陸にだけ生息する霊長類で分類上は我々と同じヒト科になります。東山で飼育されている系統は西チンパンジーと呼ばれる4亜種のうちの一つで、最も絶滅の危惧されている地域に生息しています。その原因は森林伐採、農業、鉱物の採掘、感染症など人間の活動が大きくかかわっています。「進化の隣人」とも呼ばれるチンパンジーの未来をより明るくするためにも、動植物園で行う活動へのご支援、皆様がそれぞれにおいて地球環境に配慮した行動となりますよう、引き続きご理解とご協力をお願いします。

動物園長 黒邉 雅実

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