大寒やがて三寒四温(星が丘門花便りNo.123)
2021年01月25日(月)
毎月第1水曜・第3水曜の10時半から約1時間、植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。
1月20日は大寒でした。寒いし、コロナも怖いし...と、気持ちは後ろ向きでしたが、「おめでとう」「今年も宜しく!」と、メンバーは次々にやってくるし、中には「実は6日も来ちゃった」という花ボラのVIPのような人もいて、たちまち心はポカポカに。
このところ雨が少なかったため、作業前のビオラはドライフラワーのようでした。それを見たMさんご夫妻は、すぐに水やりをしてくださいました。
奥様は遠くまで飛ばそうと、まるで放水車のように豪快に!
ご主人は、舗道に設置された水栓にホースをセットして、一つ一つ丁寧に。
たっぷりと水分を得たビオラたちの美しいこと!
花殻摘みを、IさんとTさんはローラー作戦で、順々にきれいにしていきました。
大寒だけあって気温が低く、
「マスクのせいで眼鏡が曇って困るわ」
「でも眼鏡を外すとよく見えないから、切らなくてもいいところを切ったりして」
「そうそう、思わず『あ、ごめん』とか言っちゃうよね」
「まるで落語みたい」
と、手をすり合わせながらも話は弾みました。
眼鏡をつけたり外したりで、大活躍のMさんがこちら。
この季節、気象予報士さんがよく言う言葉のひとつに「三寒四温」があります。寒い日が3日続いた後、暖かい日が4日続き、寒暖を繰り返しながら季節は春へ向かうとの意味。
春といえば、星が丘テラスの寄せ植えは「春の予感」と名付けたくなるほど素敵です。
ストックやハボタン、ビオラ等お正月っぽい花たちの間にイエロー系のキンセンカが一輪!
春らしい演出だと思いませんか。花壇づくりの参考になりますね。
大寒や転びて諸手つく悲しさ 西東三鬼 (さいとう さんき)
...転ばないようにしましょう。無病息災を祈りつつ、今年も宜しくお願いします。
令和3年1月23日 星が丘門公園愛護会会長 濱田淳子
(担当:植物園緑地造園係 丹羽 幸恵)