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キミにこの謎はとけたか!?

2020年10月10日(土)

この夏、一番の衝撃と銘打って実施した特別ラリー「ひがしやま7ふしぎ」。

七不思議.jpg

非常に暑い期間での開催にも関わらず沢山の方に参加をしていただけました。

本当にありがとうございました。

3日3晩、寝ずに考えたかいがありました(いいすぎ)。

「新しい!」「楽しい!」「難しい!」「遠い!」

賛否様々な声をいただき、スタッフ一同、目を細めておりました。

そして、遅くなりましたが、それぞれの7つのふしぎの解決編を紹介させていただきます。

参加した方は是非答え合わせをしてください。

未参加の方はこんな風だったんだと気軽にご覧くださいませ。

ヒアウィーゴ―。

1.フンスイのふしぎ

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噴水に描かれた動物たちについて。

「ある法則」というのはずばり「干支」のことなんです。

子ネズミ・丑ウシ・寅トラ・卯ウサギ・辰リュウ・巳ヘビ・午ウマ・未ヒツジ・申サル・酉トリ・戌イヌ・亥イノシシ

この中で動物園で見られないマボロシの動物は、そう、もちろん「リュウ」です。

龍(リュウ)、麒麟(キリン)、鳳凰(ホウオウ)、白虎(ビャッコ)の4つの候補のうち龍の言葉が正解でした。

噴水の十二支については割と有名な話なので、難易度は☆☆☆。

なんで干支なのかは謎です。ノリ・・・?

2.アジアゾウのふしぎ

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アジアゾウの探し回っているものについて。

正解は「飼育員が隠したエサ」(ゾージアムの学習展示ゾーンに正解掲示を設置していました)。

エサを隠すのはアジアゾウが暇をする時間を少しでも減らすためで、こういった動物の生きがいを高める方法をエンリッチメントと言います。

ラリーではこのエンリッチメントを体験してみようということで、アジアゾウ舎内にちりばめたリンゴのイラストを探してもらいました。

アジアゾウ舎でリンゴのイラストを探すだけなので、難易度は☆。

ここでは頭より体を使ってもらおうという意図でした。

3.ユメノハシのふしぎ

これはまずは場所がなぞなぞになっています。

園内で夢という字がつく橋は「夢園橋」。オシャレな名前。

本園食肉小獣舎付近から北園のクロサイ舎付近につながる橋です。

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ふしぎについては橋に掲出されているナゾのしるしが本園を指しているのか北園を指しているのかを仕分けるという内容。

正解は「百獣の王にあえるよ!」「ボートの浮かぶ大きな池があるよ!」「アジアの熱帯雨林エリアができる予定!」の3つ。

百獣の王は「ライオン」、ボートの浮かぶ池は「上池」でどちらも本園で見られます。

そして、アジアゾウ舎の横で現在工事を進めている場所にはアジアの熱帯雨林エリアができる予定です。よってこれも本園。

この3つのしるしを組み合わせたマークが正解を示しているという内容でした。

しるしを探して、仕分けして、組み合わせるというかなり面倒なギミックなので、難易度は☆☆☆☆。

ここでの脱落者多数だったかもしれません。

私も夢園橋にて「もういいからこのまま北園の動物見に行こー!」というお客様、結構見かけました。ぴえん。

4.アミメキリンのふしぎ

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アミメキリンの所属する正しいチームについて。

チームはA「ネコの仲間」、B「ウシの仲間」、C「ウマの仲間」。

Aはすぐに違うと分かると思いますが、問題はBかCか。

正解はB。キリンは広い意味でウシの仲間なんです。

フォルムが近いし、タテガミがあるのでウマの仲間なのかなと思う気持ちも非常によく分かります。

しかし、分類するうえで注目して欲しいのは足の指(蹄)の本数です。

ウシの仲間は指が偶数(偶蹄)、ウマの仲間は指が奇数(奇蹄)なんです。

キリンの指(蹄)を見てみると2本に分かれています、つまり偶数、ウシの仲間となります。

他にも分かりやすいとところで、反芻をするのはウシの仲間です。
※反芻というのは飲み込んだ食べ物を胃から口に戻して、繰り返し細かく噛む行動のこと

キリンをよく観察するとエサを口に含んだ直後以外にもモグモグしていることがあり、それが反芻のタイミングです。

ということで、ラリーはウシの仲間であるアクシスジカのところにいけばOKでした。

ウシとウマの分けが少し難しかったけど、実質二択なので難易度は☆☆。

分類というのはヒトが勝手に分けてるもので、時代とともに微妙に変わったりする意外とあいまいなものです。

しかしながら、動物ごとに似ているところ、似ていないところを探してみるのも面白いものですよ。

5.コアラのふしぎ

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コアラ舎の壁画について。

壁画は「水をのむコアラ」「鳴くコアラ」「木から木へジャンプするコアラ」「眠るコアラ」「地面を歩くコアラ」の5種。

このうちのニセモノを選ぶという内容でした。

ニセモノは普通はコアラがしない行動を描いているもので、ずばり「水をのむコアラ」です。

実はコアラは主食のユーカリから必要な水分を得ているため、水をほとんど飲まないのです。

しかし、最近、コアラが水を飲む姿を見た気がする・・・という方もいるかもしれません。

それも正解。2019年末から発生したオーストラリアの森林火災の報道ではコアラが水を飲む光景が度々映りました。

あれは火災でユーカリの葉が不足し、脱水症状のため直接水を求めているという、ある種異常な状態だったのです。

森林火災の規模の大きさ、恐ろしさが伝わる話だと思います。

こんな時事ネタまで拾っちゃう。面白くてためになるラリー!(自画自賛)

その報道による混乱もあったかもしれないので、難易度は☆☆☆。

コアラは結構、地面を歩くんでっせ。

6.トリノラクエンのふしぎ

これも場所がなぞなぞになっています。

鳥たちが放し飼いになっているホール、それは「バードホール」です。

ちょっと分かりづらいけど、コアラ舎を出て回れ右をして進んだ先にある隠れた名スポット。

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ここでのふしぎはバードホールにいる鳥たちの会議について。

ピンク派/印度孔雀(インドクジャク)、阿弗利加箆鷺(アフリカヘラサギ)、猩々朱鷺(ショウジョウトキ)

キイロ派/雉鳩(キジバト)、黒襟背高鷸(クロエリセイタカシギ)、頬白冠鶴(ホオジロカンムリヅル)、総珠鶏(フサホロホロチョウ)

各種類の鳥がバードホールで何羽飼育しされているかを数えて、多数派がどちらかをつきとめるというものでした。

ピンク派はクジャク3羽、ヘラサギ2羽、トキ6羽で11羽。

キイロ派はキジバト1羽、シギ5羽、ツル1羽、ホロホロチョウ2羽で9羽。

よって多数派はピンク派で、その主張が正解でした。

現地にはヒントもりもりにしましたが、鳥の種類は難読漢字で表記。

その上、バードホールにいる羽数を数えなければいけないという超難問。

文句なしで難易度は☆☆☆☆☆。

私個人でもお気に入りのふしぎです。ふふふ・・・(いぢわる)

7.サイゴのふしぎ

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みんなのひみつのおともだちについて。

これは正解を言うまでもないでしょう。

我らが東山の森の妖精「ズーボ」が正解です。

サービス問題ですが、ラリーを通してチラシやパネルに登場していたシルエットキャラが最後の答えになっているという胸熱展開を狙いました。

チルチルミチルの青い鳥的な。あ、表現が古い。

難易度は☆。

バードホールからの落差がすごい。けれど最後に相応しいふしぎだと自負しています。


こんな感じのふしぎをめぐるラリーでした。

東山動植物園は敷地が広いので気軽にまわれるギリギリのラインとして、今回は動物園本園を舞台としました。

園や動物のことについての知識をちりばめながら、老若男女楽しんでいただけるように意識した作りとなっています。

肝心のペンやスタンプを使わないという「仕掛け」についてはここでは語りません。

また違う機会に登場するかもしれませんからね。乞うご期待。


コロナ禍はまだまだ予断を許さない状況で、現在、多客が予想される土日祝日は事前予約制をとらせていただいております。

予約の詳細についてはコチラ

みなさまにはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

これからは、来園されたお客様の満足度を高めることにも、これまで以上に力をいれたいと存じております。

ウィズコロナでも楽しめるイベント等を考えていきたいと思いますので、お楽しみに!

うっす。

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早くも特別ラリーの第二弾の開催が決定!!(早すぎ)

ひがしやま7ふしぎの制作スタッフが送る、新時代のナゾトキラリー。

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全東山スタッフが泣いた!

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今度の舞台は、なんと植物園。

その名も「植物園探偵団」

植物園探偵団に入団して、難事件に挑もう。

動物園エリアによく足を運ぶ方でも植物園エリアには行ったことない方、意外と多いのでは?

令和2年10月10日~11月23日まで開催しており、植物園門か星が丘門にあるチラシを手に取れば誰でも参加できます。

イベントの詳細はこちら

これから秋が深まるにつれて、紅葉スポットにもなる植物園。

足を運ぶ際には是非ご参加くださいませ。

アナタの知らない植物園がここにある・・・

スタッフ一同、お待ちしております。

うっす。

管理課業務係  石川 恭之

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