初秋の頃。
2020年09月12日(土)
9月に入り暑さも少し和らぎ、秋の気配を感じるこの頃です。
樹々の紅葉はまだまだ先ですが、初秋の植物園を紹介します。
【白玉星草(シラタマホシクサ):ホシクサ科】 湿地園
9月から10月が見ごろです。東海地方の限られた湿地で見ることができます。
【磯の木(イソノキ):クロウメモドキ科】 湿地園
熟すと実は黒くなります。色の変わる今が見ごろです。
【薄(ススキ):イネ科】 宿根草園
秋の七草の尾花(オバナ)とは、薄のことです。
【南蛮煙管(ナンバンギセル):ハマウツボ科】 宿根草園
1年生の寄生植物です。ススキやミョウガなどの根に寄生します。
秋は多くの植物が実を結びます。ドングリ(ブナ科の堅果の総称。)も、大きいものや小さいもの、丸いものや長いものと形は様々です。百聞は一見に如かずということわざがあります。植物園に来て、実際に比べてみてください。
植物園緑地造園係長 太田幹夫