夜行性プロデュースその７（休館中はダブルワーク）
2020年07月11日(土)
自然動物館休館中は全く楽ではなく、通常の飼育の仕事は勿論のこと、それ以外にもこのタイミングでしかやれない仕事をたくさんしなくてはなりませんでした。
特に夜行性動物のレイアウト変更が主なものになりますが、場所が場所だけにかなり大掛かりな物になります。
初めに今までのレイアウトをすべて取り去り、全く何もない壁だけにします。その後高圧洗浄をして、壁をきれいにして乾燥させてから、塗装をしていきますが、最低でも3回はペンキを塗ります。ペンキが乾いたら今度は入れる動物の生息場所に近い風景を壁に描いていきます。ここまでに最低でも１カ月はかかりました。
あとは立木の配置や巣箱などを設置していきます。最も時間を取られるのが小道具作りです。床に設置する草むら等は１本１本を小さな穴に埋めていき一つの小さな草むらを作るのです。何とか６月３０日の再開に一か所完成が間に合いました。
午前中は飼育係をして、午後からはペンキ塗り・内装工事を手掛ける、まさにWワークの休館中でした。
動物園飼育第二係 外部 一也
