飼育下と野生下のタヌキ
今年5月に産まれたホンドタヌキの子供たちはすくすく成長し3ヶ月経った今では3㎏を超えました。ひと月に1kg増えていく成長スピードで、もう親と子の大きさがわかりにくくなってきています。
【シロツメ(オス)とヒユ(メス)の子供たち】
一方、東山動植物園内には野生のホンドタヌキも生息していて毎年繁殖もしているようです。月齢がわからないので何とも言えませんが、当園の子供たちの方が元気に育っているように僕には見えます。笑
【植物園で撮影された野生ホンドタヌキの子供(提供:なごや生物多様性保全活動協議会・動物部会)】
弱肉強食だけど自由な野生と安全だけど不自由な飼育下、どっちが彼らには幸せに暮らせるのでしょうね?
※名古屋市東山動植物園は、なごや生物多様性保全活動協議会(事務局:なごや生物多様性センター)の自動撮影カメラによる野生哺乳類調査のため、植物園の山中に自動撮影カメラを設置・協力しています。また、当協議会では植物園の他、市内の緑地で同様に調査を実施しています。
動物園飼育第一係 加藤俊紀