梅雨だけど...日本ゾーンに訪れた春
ホンドタヌキとニホンリスに赤ちゃんが生まれました。
ツシマヤマネコやホンドキツネなど、日本ゾーンの動物たちにおいては日頃から動物たちの繁殖に向けた努力や挑戦を続けていますが、なかなか結果に結びつかないことがあります。
そんな日本ゾーンにもようやく訪れた朗報!
5月15日に日本産獣舎のホンドタヌキのペア、「シロツメ♂」と「ヒユ♀」との間に5頭の赤ちゃんが産まれ、現在は4頭が順調に育っています。
この春の繁殖に向けて昨年12月から同居を開始、おとなしく控えめな性格のペアではあったので心配をしていましたが、4月下旬にはヒユのお腹がふっくらと膨らんできたのを確認、出産に向けた準備をして見守っていました。
現在は落ち着いた子育ての環境を整えるために展示を一旦中止していますが、6月中旬より展示を再開する予定ですので、ぜひとも日本ゾーンに足をお運びいただき、かわいいホンドタヌキの赤ちゃんをご覧いただければと思います。
そして!
ニホンリスファンの皆様、大変お待たせしました!
「小鳥とリスの森」の繁殖室で待望の赤ちゃん誕生です!
繁殖室で確認されたニホンリスの子供たちは2頭、成長にともない巣箱から出て徐々に姿を現わすようになりました。
巣箱の中で過ごす時間が長いので、タイミングによってはご覧いただけない事もあるかと思いますが、今後の成長を温かく見守っていただければ幸いです。
ホンドタヌキとニホンリスの子供たち!
目指すは「令和の2大スター!?」
動物園飼育第一係 水野 要