春なのに 紅葉ですか。
2019年04月08日(月)
モミジをはじめ多くの落葉樹は、春から夏は緑の葉をつけ、秋になると葉は紅や黄へと変わり、冬に落葉します。
またカナメモチのように、春の若葉が紅く、その後徐々に緑へと変わっていく樹種もあります。
その他、ノムラモミジのように、春から秋までずっと紅のものもあります。
このように秋だけでなく、春に葉が紅くなる樹木もあります。
もちろん紅葉の美しさは、秋にはかないませんが、春の紅葉も素敵なので紹介します。
❖4月7日 也有園での一コマです。
【こちらは、「五月紅(サツキベニ)」というモミジの園芸品種です。】
薄紅の葉とまわりの新緑のコントラストが大変きれいです。
微妙な色合いは、写真ではお伝えできないのがとても残念です。
五月紅は、春は薄紅、夏は緑、秋は再び紅へと変化し、春から秋にかけて葉色の移ろう様を楽しむことができます。
【要黐(カナメモチ) 新芽や若葉が紅く美しいため、生垣によく用いられています。】
【日陰躑躅(ヒカゲツツジ) 淡黄色の花が咲きます。】
ツツジの花は、赤系や白系が多い中、黄色の花を咲かせます。日本庭園で見ることができます。
【一人静(ヒトリシズカ)と片栗(カタクリ)の出会い】
一人静のシズカは、静御前をイメージしています。こちらも日本庭園で見ることができます。
ぜひみなさん、植物園にて実物を見てください。_(._.)_
植物園緑地造園係長 太田 幹夫