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植物の色(小紫 こむらさき)

2018年09月01日(土)

 暑い夏も、ようやく終わりに近づき、植物園宿根草園のコムラサキの実が少しずつ色付き始めました。
 コムラサキの果実は濃い紫色ですが、同じ属のムラサキシキブと比較すると、それよりはやや薄めの紫色です。鮮やかな紫色の実をたくさん付けるため、庭を彩る花木や茶花として好んで植栽されています。コムラサキは、色を表す「紫」という文字の先頭に「小」を付けることで、ムラサキシキブの「紫」色の実よりは、やや薄めの色合いを表現したものだと思います。コムラサキの変種で、実の色が紫色にならないシロミノコムラサキもあります。
 植物には、コムラサキがあればオオムラサキもあります。オオムラサキは、ツツジ科ツツジ属の一品種です。コムラサキは、シソ科ムラサキシキブ属の植物で、オオムラサキとは全く別の種類の植物です。
蝶の仲間にもオオムラサキとコムラサキがありますが、こちらはどちらもタテハチョウ科コムラサキ亜科の昆虫です。

写真①コムラサキの花.jpg写真①コムラサキの花(宿根草園)

写真②コムラサキの実.jpg写真②コムラサキの実(宿根草園)

メキシコのチャプルテペック動物園から東山動物園に「メキシコウサギ」が導入されることになりました。「メキシコウサギ」にちなんで、食虫植物のウサギゴケを紹介します。ウサギゴケは、花の形がウサギに似ているため、この名前が付きました。夏休み中、食虫植物のコーナーに展示していましたが、現在は養生中のため、写真のみの紹介となります。ご了承ください。

写真③ウサギゴケの花.jpg写真③ウサギゴケの花(バックヤード温室で養生中)

植物園長  谷口 茂弘

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