これからの温室の見どころ紹介!
これからの温室の見どころを紹介したいと思います。
⦁ ショクダイオオコンニャク
サンギャラリーの部屋の東側に直径90㎝程の大きな鉢があります。ショクダイオオコンニャクは1年に1枚の葉で成長し、数年かけて養分を蓄えて花を咲かせます。特に大きくなる物で2m以上にもなります。昨年の休眠期に植替えをおこない、今年こそは花が咲くのかと待ち焦がれています。今は地上部はありませんが、表面に根が張り出しているのでそろそろ顔(正体)を現します。昨年は葉でしたが、今年こそは花なのか?
⦁ ノランティア・ギアネンシス
サンギャラリー中央部にて植物園を代表する植物の一つ、ノランティアが開花してきます。まだ蕾が多くこれからです、日本でもいち早く導入された歴史のある植物になります。
赤く目立つ部分は苞(ほう)と言われ熱帯植物に多く見られるものです、花が上部にあり目立たないことから苞で目立つようにして、花粉を運んでもらう動物に見つけてもらい花粉を運んでもらいます。
⦁ トーチジンジャー
水生室の南側にトーチ(たいまつ)のような形、赤いジンジャー(ショウガ科の仲間)があります。
近くにもピンクのトーチジンジャーがあります。若い花序は香味野菜、果実は生食になります。
花はどこかわかりますか?わかりにくいですが中央部の黄色く小さな部分が花です。
⦁ バニラの香り
水生室西側やや上部にあります。今年5月に開花して種ができました。バニラといえばアイスクリーム。細長い種子は、通常は「バニラ・ビーンズ」といわれ発酵して黒くなったものを利用します。 今では青い種子ですが、徐々に発酵して、数か月後にはバニラの香りが感じられます。
⦁ ヤエサンユウカの香り
サンギャラリー中央部、夕方にほのかでさわやかな香りが漂います。昼間でも香るときがありますが夕方には特に香りがよくしてきます。さわやかでとても落ち着く香りです。
花言葉は「清楚」!この香りにぴったり、すっきり清らかな香り!
○お知らせ○
植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。
ご来園の際はぜひご利用ください。
植物園指導園芸係 平林和也