昭和6年4月11日アジアゾウ体重測定の様子
安藤銀行からの八千圓の寄付で購入したアジアゾウが、大正10年6月9日に来園しました。印度ボルネオ島産まれ、「花子」と名付けられ、昭和14年1月に亡くなるまで、動物園の人気者でした。
昭和3年5月28日に来園したオランウータンは正吉と名付けられ、自転車に乗るなどして観客の人気を集めました。昭和13年に東山動物園で亡くなりました。
ホッキョクグマは昭和4年6月20日にオス・メスのつがいで、ドイツのハーゲンベック動物園より来園しました。
昭和8年4月ドイツのハーゲンベック動物園よりローレンツハーゲンベック氏が来園しました。
昭和9年10月1日、大名古屋祭において、朝鮮京城動物園より来園したカバの命名式が行われました。この命名式でと名付けられた「重吉」という名は、その後代々引き継がれ、多くのお客様に親しまれる名となりました。
ニコニコサーカスの様子(昭和30年頃)
昭和26年から昭和46年まで20年続いた動物サーカス。サルやアシカ、オウムなどが芸をする姿は、多くの人々の笑いを誘い、約500人収容の屋外ステージは連日満員でした。また、園内だけではなく地方公演にも再三出かけ、戦後復興期に多くの楽しみを与えました。
嫁入り行列の車両
昭和29年10月3日カバ(2代目「重吉」×初代「福子」)の結婚式が挙行され、大須商店街(名古屋市中区)から動物園まで車両10台以上を連ねた盛大な嫁入り行列を行いました。熱田神宮や名古屋市役所にも立ち寄り、行く先々で人々の歓声に包まれました。
【昭和62年 開園50周年記念 なごやHAPPYフェア当時】
園内の景色を楽しむだけでなく、植物園への移動手段としても親しまれているスカイビュートレインは、昭和62年3月21日~5月31日に開催された開園50周年記念「なごやHAPPYフェア」に合わせて作られ、期間中だけで170,911人が乗車されました。
走路延長2,075m
一周 約20分
跨座式
5輌1編成(定員78人)
キンシコウ
孫悟空のモデルと言われるキンシコウは、金絲猴日中共同研究のため中国から平成12年4月に来園しました。共同研究終了後、平成22年に中国に返還するまで5頭の繁殖に成功しました。キンシコウ舎は、運動場と展示室の再整備を行い、平成24年3月にフクロテナガザル舎に生まれ変わりました。
【左上:東山に向かう嫁入り行列車両 右上:結婚式の様子 下:カバ舎に到着した嫁入り車両】
平成13年11月25日、昭和29年に行ったカバの結婚式が再現され、大須商店街(名古屋市中区)から動物園まで、車両を連ねて盛大な嫁入り行列を行いました。この日、オスカバは3代目「重吉」を、メスカバは2代目「福子」を襲名しました。
初代花子
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1939年1月
2代花子
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1937年12月
キーコ
【経歴】来園
【生年月日】不明
【死亡】1944年2月
アドン
【経歴】来園
【生年月日】不明
【死亡】1945年1月
マカニー
【経歴】来園
【生年月日】不明
【死亡】1963年9月
エルド
【経歴】来園
【生年月日】不明
【死亡】1963年10月
和代
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1955年11月
メリー
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1970年1月
エーコ
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1993年4月
セラム
【経歴】来園 【生年月日】不明 【死亡】1971年11月
ワルダー
【経歴】来園 【生年月日】1971年
アイ
【経歴】来園 【生年月日】1996年 【死亡】1997年8月
アヌラ(Anula)
【経歴】来園 【生年月日】2001年10月20日
コサラ(Kosara)
【経歴】来園 【生年月日】2004年5月11日
さくら(Sakula)
【経歴】繁殖 【生年月日】2013年1月29日