フクロテナガザル
分類 | 霊長目テナガザル科 |
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学名 | Symphalangus syndactylus |
解説 | スマトラ島、マレー半島南部の森林に生息する類人猿で、テナガザルの仲間では最も大きい。「指が一体化している」という意味を持つ学名は、後肢の人差し指と中指が皮膚でつながっていることから付けられた。一方、和名の由来はあごの下にある大きな鳴き袋(のど袋)で、霊長類の中でも特に大声で知られる。一日の始まりに集団どうしで「朝のさけび」をかわす。のど袋を自分の頭と同じぐらいにまでふくらませ、それに共鳴させた声が届く範囲は半径2km以上にもおよぶという。 |