新年を迎えて
2018年01月02日(火)
平成30年 あけましておめでとうございます。
昨年は開園80周年記念の年となり、春には記念行事を無事に行えました。市民のみなさま、来園者のみなさまの温かいご支援あってこそと、改めて心からお礼申しあげます。犬年となり、さらに駆け足で進んでいけるように努力をして参ります。
この冬は、一足はやく来ているようで、例年ですと、1月早々に観察できるシモバシラが、早くも12月14日に見られるなど、寒さが勢いを増してきています。ビオトープの池も早くも氷が張るようになりました。
寒い季節でも、植物園は見所として、椿園があります。晩秋から冬にかけて咲いてくるものが、少しずつ見られるようになってきました。
温室は暖かく、熱帯花木があちこちに咲いています。これからは、サガロ温室にあるアガベ(リュウゼツラン)の大株から見事な花茎(4メートルくらい)立ち上がってこれから新年を祝い次々と花をつけてくれるでしょう。
今年も重要文化財の温室復原工事は続きますが、往年の優美を再現すべく着々と進めています。もうしばらくお待ちいただけますようよろしくお願いします。
これから、植物園は早春の花から梅なども次々と咲いてくる季節となります。また雪が積もると、竹林や合掌造りの家は美しい景観となります。寒い季節から始まる四季折々の植物園へ是非お出でください。
植物園長 藤井 辰則