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合掌の結通信第48号(2012年3月)

今年も活躍を見せる合掌造りの家

ワタ(三河綿)の種とり体験


スタッフからのワタに関する説明

取り出したワタとタネ

お母さんに見守られながら

一月二十八日(土)、植物園内にある合掌造りの家で、初のイベント「ワタ(三河綿) の種とり体験」を行いました。

イベントは午前十時三十分?十二時、午後一時三十分?三時まで二回実施。

実の数に限りがあるため、なくなり次第終了というスケジュールでした。

今回の趣旨は、合掌造りの家の裏で栽培しているワタ(三河ワタの種の保存・展示を兼ねて育てたワタ)の活用と、環境教育の一環として多くの人にワタについて身近に考え触れ合っていただくことです。

イベントで行っていただいたのは、ワタの栽培から製品になっていく中で、最初に行う工程の括り機(日本植物園協会から寄付され た物)を使い、ワタから種を取り出しワタと種を分ける作業です。

この日は朝から冷え込み、いまいちな天気でしたが、イベント開始時間にはすでに何人かの参加者の姿が。

そして、いよいよイベント開始です。

スタッフが、三河綿とは何か、どのように育てられ製品になっていくかの過程を資料やパネルで説明、種の取り方へと移りました。

さらにスタッフからは「参加者が取った種とワタは持ち帰っていただき、その種を育てて花を咲かせ、実を収穫し、今度は手作業 で種を取る一連の工程を体験してみてください」とも説明しました。

気づけば参加者が続々と集まり、「こうやって種を取るんだ」「感動した」「きれいに分かれるんだね」「今年の夏には花が見られ るかなぁ」「今度は道具なしで種取りだね」と、今後のことを気にしながら種取り体験に汗を流していました。

始めのうちは力の入れ具合が分からず、種がつぶれないかオドオドしながらの作業でした。

次第に感覚をつかむと次へ次へと種を取り出していきました。

初のイベントにも関わらず、多くの人に体験していただくことができました。

「見る・聞く」といったその場のみの体験だけではなく、この体験を糧に家へ帰り、今日の工程を繰り返し育て、ワタの一年のサイ クルを学び楽しんでいただける環境教育型のイベントになりました。

今回のイベントを基に、皆さんにも育てていただけるイベントを今後も考えていきたいです。

今回はワタとは何か、人の暮らしにつながっているということを知っていただき、伝えられたのではと思います。

この日は午前二十人、午後三十人の計五十人に参加していただき、多くの笑顔に触れたイベントでした。

参加者の皆さん、頑張って持ち帰った種を育てましょう。これも里山に携わる体験の一つです。

参加者の声1

楽しかったです。種がきれいに取れた時、感動しました。(さほの千加)

参加者の声2


取れた種の感触を

わたしは今日初めてワタの種取りをしました。

係の人に機械の使い方を教えてもらって、ワタとタネを分けました。

さいしょはなかなか取れませんでした。でも、やっているうちに、だんだんなれてきて、早くできるようになりました。

このワタから糸が出来ると思うととってもみじかに感じました。とれたワタはフワフワしてて、気持ちよかったです。

たねは、お家に持って帰って、じょうずに育てたいです。昔の人は、大変な思いをして、やっていたことを感じました。この体験 をして、糸の作り方が分かりました。

(三崎小学校 四年 眞畑美奈子)

参加者の声3


親子で協力し合いながら

初めてわたの種取り体験をして、わたの中から種が取れることを知りました。

なかなかできない体験をこどもと一緒にできて楽しかったです。

いただいた種で家でもわたを育ててみたいと思います。(山崎)

またまたやって来た大寒波


青空と共に雪が

水墨画の世界が

来園者作「雪だるま」

今度は見られた白銀の世界。

新たな年の一月も終わり、2月3日(木曜日)は日本列島各地で大雪になりました。

前日から東海地方、名古屋でも今シーズン最大の寒波がやって来て、平野部でも積雪が―との予報が。

二日の夜から降り出した雪はあっという間にうっすらと白く、翌三日には何と名古屋では七年ぶりの大雪となる積雪15センチを観測。

しかし、この東山植物園ではそれを上回る20センチの積雪を確認しました。

同日、やはり本家、白川村では185センチと、名古屋では考えられないほどの積雪となりました。

この日は植物園も開園日で、朝から市内各地で交通マヒが起きていたものの、園内では多くの方がカメラのシャッターを切っていました。

10時過ぎまでは降ったりやんだりで白銀の世界がとだえることなく見られ、カメラマンはあちらこちらにカメラを向けていました。

中には雪を握りしめ、カップルで雪合戦をする光景も。

11時ごろからは寒波も落ち着き、晴れ間が見えてくると積もっていた雪も徐々に解けていきました。

これもまた青空の中の雪景色とあって、白銀の世界とは違った雪景色に。

植物園を訪れた人たちはあちらこちらでカメラをかまえ、白銀の世界に見入っていました。

積もっていた木々や合掌造りの家の屋根の雪は、昼になると先ほどまでの雪を忘れてしまう程の景色になってしまいました。

ふと合掌造りの家をのぞくと、来園者の方が作られた雪だるまが合掌造りの家の庭先にたたずんでいました。

これもまた冬らしい光景です。

今回は休園日ではなく、多くの来園者の方々にこの冬らしい世界を見ていただけました。

ボランティアの総会

合掌造りの家のボランティア「名古屋の結」の総会が2月19日(日曜日)に行われました。

この名古屋の結は結成して5年になり、東山動植物園、開園70周年以降合掌造りの家の家内の説明を中心に行っているボランティアです。

ボランティアも合掌造りの中でイベント(いろり焚き、糸つむぎ、布ぞうりなど)を行い定例になってきた活動もあり、リピーター も多く付くようになってきました。

現在会員数は26人で年代層も幅広く小学生から年配者の方まで試行錯誤しながら現在に至っています。

総会では、一年間の会計報告に反省会、役員の選出などを行い、来年度のイベント計画を会員の意見を聞きながらスケジュールを立てていました。

来年度も合掌造りの家を舞台に名古屋の結の活動が行われます。

三月の合掌造りの家「イベント」

6日(日曜日)糸つむぎ 有料100円 雨天中止
受付時間 午前10時〜午後2時30分

14日(水曜日)・15日(木曜日) いろり焚き・家内説明 雨天中止
午前10時30分〜午後2時30分

18日(日曜日) 生活体験・布ぞうり作り 有料300円 雨天中止
受付時間 午前10時午後1時30分

と日々、合掌造りの家ではさまざまなイベントを開催しています。

そしてその時、その時期ならでわのイベントも開催されます。

東山公園のホームページ・ブログなどもチェックしてみてください。

随時、新しいイベントが組まれると思います。

今年も終わったライトアップ 白川村


幻想的な合掌造りの家

毎年この時期に白川郷の風物詩でもある「白川郷ライトアップ」が今年も無事に終わりました。

今年は例年になく大雪になりたえず雪がとだえる事もなく合掌集落に残っていました。

毎年恒例で、期間中(1月21日(土曜日)〜2月18日(土曜日)までの週末、計7回)は多くの見物客で夜まで賑わっています。

ライトアップ期間中は時より雨が降ったり、雪が降ったりと変わりやすい天気もありましたがまたふだんとは違った幻想的に浮かび上がった合掌集落が姿を現していました。

今年はまだまだ雪が途絶えることはありませんが白川村のこの時期の冬の風物詩のイベントは村の人たちの努力もあり無事に今年も終わる事が出来ました。

まだまだ白川村は冬が続いています。

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